すみません。追加で一つ質問させて下さい。

胃癌のスクリーニング検査の一つとして、血液によるペプシノーゲン検査があると思いますが、

仮に「血液によるペプシノーゲン検査+ピロリ菌検査共に異常がなかった場合」、胃癌の可能性はどの程度でしょうか？

宜しくお願い致します。

→坂東　　

発がん性はかなり少なくなりますがはっきりした統計はないようです。日本人に胃癌が多いのはピロリ菌が関係している様です。ピロリ菌により萎縮性胃炎をおこし発がんにつながるとかんがえられています。萎縮性胃炎になるとペプシノーゲンは低下します。除菌することは萎縮性胃炎を修復しペプシノーゲンが増えて発がん性が低下するのです。

先日、有名芸人の方が、４２歳という若さで胃癌になられた報道がありました。

ご本人がコメントを出された中に「ピロリ菌検査を受けて下さい！」というものがあったそうです。

要するに「胃癌の原因は胃炎」「胃炎の原因はピロリ菌」ということで、ピロリ菌が陽性だった場合は、胃癌の可能性があるので、胃カメラなどの精密検査を受けた方がいいという、ご指摘だと思います。


そこでご専門家でいらっしゃる先生にお聞きしたいのですが、
�@ピロリ菌検査が陰性の方が、胃癌である可能性はどのくらいですか？

�Aピロリ菌検査の精度は、尿中、血液、呼気のどれが一番正確ですか？

�Bピロリ菌が原因でない（ストレスやお酒の飲み過ぎなどが原因による）胃炎は癌化するのでしょうか？

お忙しいところすみません。宜しくお願い致します。

→坂東　　

年末は忙しくコメントが遅くなってすみません。消化器の専門医ですが学術的なことは詳しくわありませんが統計は出てないようです。ピロリ菌検査の精度は呼気法と便抗原の同時検査が偽陰性が少ないようです。ストレスやたばこ、お酒の飲みすぎなども発癌に影響があります。がんの発生にはタバコ食事

→坂東　　

つずきです。３分の１ずつあと３分の１はストレス、遺伝，放射線ｅｔｃです。胃癌大腸がん、血液のがんなどすべてのがんに当てはまります。

昨年5月スキルス性胃がんで胃を全摘出しました。
その後半年間の補助化学療法にてTS-1を服用していました。
生理も順調に来ていましたが9月から2か月ほど鉄欠乏性貧血により週に1回の鉄剤の静脈注射をしていました。
フェリチンも注射が始まる前は機械で測れないと言われていたのですが今は正常値です。
最近、生理が止まった事と息切れがするので不安になりました。
妊娠出産は可能でしょうか。
また、気を付けるべきことはありますか？

→坂東　　

もちろん妊娠は可能ですが抗がん剤の件に関しては産婦人科の先生とよく相談してください。

数年前から胃腸の不調で内科の病院にかかっているのですが、内視鏡の検査をして慢性胃炎で鳥肌胃炎と診断を受けていて、薬を飲んで治療をしています。
鳥肌胃炎なのですが、胃酸を抑える薬などを飲んでいると偽判定が出てしまうという事で検査する時はその薬をやめて2種類のピロリ菌の検査を致しました。しかしそれでも、ピロリ菌が発見出来なかったので除去などは行いませんでした。
薬を飲んで以前よりは胃の調子が良いのですが、それでも胃もたれや胃痛や吐き気は改善されないまま今に至っています。
これはただ単に慢性胃炎の症状なのか、やはりピロリ菌がいるのかとても不安です。
ストレスなどによって慢性胃炎が続くという事はありえるのでしょうか？

→坂東　　

ピロリ菌がいないのでしたら慢性胃炎の症状でしょう。もちろんストレスによるものはあります。また消化管機能異常による機能性胃腸症かもしれません。お薬による治療は必要でしょう。

５０歳の男性です。先月始めて大腸の内視鏡を受けカケイセイポリープが10近くありました。一つだけ病理検査して六mmのだけカケイセイポリープでした。他のはしていません。先生は残りもカケイセイポリープだから、検査は二年後で良いと言われましたが、こんなにポリープが出来る人はいるのでしょうか？先生が見ればカケイセイか腺腫か分かるのでしょうか？出来れば全て取りたいと思っていますが、町田胃腸病院さんは取ることは可能でしょうか。１０近くあると日帰りは無理ですか。入院する場合何日ぐらいしなけらばいけませんか。

→坂東　　

過形成ポリープは悪性化しないので大きくなって出血などの症状がなければ放置します。拡大内視鏡やレーザー内視鏡などで線種か癌腫かの区別はベテランの内視鏡医にはできます。１０個や２０個のポリープがあることは多々あります。１０個全部ポリぺくすると二泊の入院がベターです。

→まこと　　

返信ありがとうございます。１０個や20個は過形性がですか？どの位の大きさになると切除しなくてはいけませんか？また過形性は大きくなったりしますか？先生は2年後で良いと言っていますが、町田胃腸病院さんもカケイセイだったらその位の検査で良いのでしょうか？宜しくお願いしします。

他の胃腸化で薬を貰って飲んでるけど、お腹の痛みがとれなくて1日中痛い。

→坂東　　

腹痛の部位、熱発の有無、時間的経過などいかがですか？

はじめて相談させていただきます。
8月下旬に胃痛の症状が出て、近くの内科（開業医）にかかりました。
逆流性食道炎を何度も繰り返しているので、
また再発したのだと思い、問診で逆流性食道炎の薬をもらいました。
2週間飲んでもスッキリしないので胃カメラ検査をしたところ、
逆流性食道炎は大したことはなく、異常なしでした。
そこでいったん薬を止めるように言われて止めてみたら
どんどん逆流が悪化していたようで、みぞおちが痛み、
食欲もなくなりました。
MRIの検査も受けましたが他の臓器も異常なしとのことでしたが、
診断書を書いてもらい、大学病院で診てもらうことにしました。
大学病院でも逆流性食道炎との診断で、
かなり強い薬（パリエット20mg×１日２回服用）をもらい、
6週間飲み続けています。
食後のひどい背中の痛み、
呼吸するだけで感じる胸とみぞおちの鋭い痛みは
だいぶん良くなりましたが、胸焼けと呑酸、
みぞおち下の痛み（粘膜が荒れているような・・・）とつかえが
治りません。
大学病院では大きな病気を扱うので、
良性疾患の逆流性食道炎は、あまり診ないとのことを聞きました。
私の場合、何回も再発を繰り返し、重症化しているようなので
受診したんですが、経過があまりよくないので、困っています。
ですので、胃腸専門の病院へ行った方いいと思い、
町田胃腸病院への受診を考えています。
私のような逆流性食道炎で重症患者の治療実績は
ありますでしょうか。

長文にて失礼いたしました。
どうぞよろしくお願い致します。

→坂東　　

当院には逆食のの患者さんは数百人いると思いますが２〜３年持続している方は数人です。逆食の治療の基本は投薬と食事療法、規則正しい生活です。当院ではパリエット２０ｍｇ、ガスモチン３Ｔ，アルロイドＧ９０ｍｌときに漢方薬も出します。

→坂東　　

食事療法については消化の良いものが基本になります。天ぷら、ラーメン、ウナギ、イモ類、赤飯、ケーキ類、和菓子、酸味の強いもの、生野菜、アルコール,コーヒなどなどは控えましょう。

→坂東　　

生活習慣では暴飲暴食を慎み夕食は早めにしましょう。また腹圧をかけるようなことをしないのも重要です。食後にごろりと横になるのもやめましょう。

→坂東　　

ご不明の点があれば来院されてもけっこうです。