当院について

唾液が出にくい

寒さが肌をさす日々が続いておりますが、皆さまお変わりございませんか。今回は、唾液と口内環境についてお話させていただきます。

この時期、肌や髪が乾燥するのは実感することがあるかと思いますが、唾液が出にくい、口の中がネバつく、口臭が気になる・・・そんなことを感じている方はもしかすると「ドライマウス」なのかもしれません。

ドライマウスとは、唾液の分泌量が少なくなることで口の中が乾いた状態になる症状です。悪化すると、味覚異常や虫歯の原因になるほか、噛んだり飲み込んだりしにくくなり、食事をとるのが辛いという方もでてきます。

原因は様々ですが、加齢による唾液分泌の機能低下、病気に起因するもの、薬の副作用、ストレスなどがあげられます。また、口で呼吸をしたり、軟らかい物ばかりを食べることで、あご周辺の筋力が低下することによっても唾液の分泌機能が低下します。

ドライマウスを予防するには、よく噛んで食事をとること。また、唾液の分泌を促す酸味のある食べ物で口の中を刺激したり、アメやガムを噛むのも効果的です。また、水やお茶などを携帯してこまめに飲む習慣をつけるとよいでしょう。
一方、クッキーやクラッカーなどのパサついた食べ物は、控えめにすることをお勧めします。


この症状に期待できる栄養素とそれを多く含む食材

レバー、ひじき、あさり、納豆、菜の花 ★★★★★
ビタミンE キングサーモン、うなぎ、さんま、かぼちゃ、植物油、アーモンド ★★★★☆
ムチン 山いも、里いも、おくら、なめこ ★★★★☆
βグルカン しいたけ、まいたけ、エリンギ、しめじ ★★★☆☆
βカロテン モロヘイヤ、にんじん、春菊、ほうれん草 ★★★☆☆
ポリフェノール ブルーベリー、赤ワイン、ココア、緑茶、そば、大豆、玄米 ★★☆☆☆

【参考:eヘルシーレシピ】