疲れやすいと感じたら…
「最近、寝ても疲れがとれないな。」 と感じている方はいらっしゃいませんか?
「疲れ」は肩こりなどの筋肉疲労から、全身の倦怠感、やる気が出ないなどの精神的な疲労感まで、その症状は様々です。慢性的な疲労が続くと、身体の抵抗力や免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、胃腸の調子が悪くなったりと、どんどん体調が悪くなってしまいます。
疲れの原因は何か?実は、原因によって食事の工夫の仕方も変わってきます。
過労の場合
β-カロチンやビタミンC・E、ポリフェノール等の抗酸化成分を含む野菜、果物、大豆製品、緑茶等の植物性食品をしっかりとりましょう。
筋肉疲労の場合
まずエネルギー源の補給。 そしてエネルギー代謝に必要な、ビタミンB群を含んだ肉類、魚介類、大豆製品等をとりましょう。
夏バテの場合
食欲増進をはかるために柑橘類や香辛料を上手に利用したり、消化吸収を助ける働きがあるムチンを含んだ長芋やオクラ、納豆を一品追加するのもおすすめです。
精神面の場合
カルシウムを多く含む乳製品をとりましょう。 神経の興奮をおさえる働きがあります。 日本人が最も不足しているミネラルです。
それでも基本は、バランスの良い食事を3食きちんととることです。 プラスαで、食事の工夫もしてみませんか?
この症状に期待できる栄養素とそれを多く含む食材
β-カロチン | にんじん、かぼちゃ、ほうれんそう、モロヘイヤ | ★★★★☆ |
ビタミンC | ブロッコリー、赤ピーマン、キウイ、イチゴ | ★★★★☆ |
ビタミンE | キングサーモン、うなぎ、さんま、アーモンド、植物油 | ★★★★☆ |
ポリフェノール | 緑茶、ココア、赤ワイン、ブルーベリー、そば、大豆 | ★★★☆☆ |
ビタミンB群 | 豚肉、レバー、まぐろ、しじみ、大豆製品、玄米 | ★★★★★ |
カルシウム | 牛乳、チーズ、ヨーグルト、桜えび、ししゃも | ★★★★★ |