春風が心地よい今日この頃、皆さまお変わりございませんか。 今回は、肺炎予防と栄養のお話をさせていただきます。
肺炎 ・・・ 最近では死因の統計でも、「脳血管疾患」を抜き「がん(悪性新生物)」「心疾患」についで3番目に多い病気になっており、年間12万人を超える人が亡くなっています。
特に高齢者は肺炎にかかりやすく、それは低栄養と密接な関係にあります。
低栄養とは栄養素量が減り、慢性的なたんぱく質やエネルギー不足が起こる状態のことで、免疫力の低下はさけられません。
特に加齢による消化機能の低下、噛む力・飲み込む力の衰え、一人暮らし等の環境の変化で食事量が減ったりすることで、低栄養になりやすいといわれています。
3つ以上当てはまる場合、低栄養である可能性があります。
□ 1日に食べるのは2食以下、全く食べないこともある。
□ 主食や主菜を食べる量が減ってきた。
□ 野菜や果物をほとんど食べない。
□ 牛乳を飲んだり、乳製品を食べていない。
□ 毎日一人で食事をしている。
□ 歯や飲み込みに問題がある。
□ 食べる楽しみを感じない。
□ 食事の買い物にあまり出かけない。
□ 運動不足になっている。
□ うつ病や認知症になっている。
思い当たる項目はありませんか?
肺炎予防のために、抗菌薬治療、ワクチン接種を基本に、栄養バランスのとれた食事を心がけてください。
( 次号は、低栄養にならないための、食事の工夫をお話いたします。)
~ お知らせ ~
『2013年度 東京都優良調理師に対する知事賞 を受賞 』
当院の調理師 村上洋子 氏が、東京都より感謝状をいただきました。
日頃の努力が報われました。 詳しくは
町田市ホームページ(特定給食施設)をご覧ください。