大寒も過ぎ、寒さが身にしみる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしですか。
この寒い時期に気をつけたいのが「高血圧」です。
体温が急激に下がると血管が収縮するという人体のメカニズムにより、冬場は血圧が上がりやすいといわれているほか、冷え性で血流が悪くなることも血圧を上げる要因の一つとしてとして考えられています。
身体を冷やさないためには、温度差の少ない環境をつくることも大事ですが、食事で身体を温めることも重要です。今出回っている冬の食材は、身体を温める効果があるため、日々の食卓に取り入れると効果的です。
~ 根菜類と香味野菜 ~
ごぼう、里芋、にんじん、れんこんなどの根菜類は、身体を温める働きがあるので積極的にとりましょう。根菜類は冬に旬を迎えるものが多く、寒い冬は鍋やスープなどがおススメです。
また、ねぎや生姜、にんにくなどの香味野菜は血行を促進するので、一緒に使うとより一層温まります。
ちなみに・・・日本高血圧学会では、高血圧の方の1日の塩分の摂取量を6g未満としています。 長年の味の嗜好を変えることは難しいかもしれませんが減塩のためのポイントを知っていると、無理せずに減塩できるかもしれません。
ポイント1:味にメリハリを!
味にメリハリをつけましょう!すべての料理の塩分を減らしてしまうと、満足度の低い食事になってしまいます。
味の濃い料理を少量と、だしなどをきかせた塩分の低い料理を用意して、メリハリをつけましょう。
ポイント2:下味をつけない!
下味をつける料理は、その行程を省略しましょう!塩やソースなどは、最後に食卓で少量つけるようにします。野菜を茹でる時の塩も、省略!
サラダなどは、水気をしっかり切ったほうが味が薄まることなく食べられます。
ポイント3:減塩調味料の使い方
減塩しょうゆ、減塩みそ、減塩しおなど、塩分量が少ない調味料を上手に活用するのもひとつの方法です。ただし、腎機能が低下している場合やカリウム制限がある場合は、使えないものがあるので注意が必要です。