寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆さまお変わりございませんか。
「 私は冷え症なので、手足が冷たいんです…。」 と、時々お聞きすることがありますが、原因は血行不良によるものです。
血行不良というのは、ストレスや疲労の蓄積、偏った食生活によって筋肉の働きが悪くなり、血管が圧迫されている状態のことです。
血行が悪くなると冷え性になるほか、血液の循環量が多い肩や腰に負担がかかり、肩こりや腰痛などが起こりやすくなります。
そのまま放置すると、その部分の筋肉をかばって使わないようになり、その結果、筋肉の衰えにつながることもあります。
血行不良の解消には、ゆっくりと休む、ストレッチで筋肉をいたわる、ぬるめのお風呂で半身浴をする、睡眠をしっかりとる
… 大切なのは、疲れを持ち越さないようにすることです。
そして食事面では、末梢血管を広げ血行をよくする働きがあるビタミンEを摂るように心がけましょう。
末梢神経の働きを正常に保つビタミンB1も、不足しないようにしたいものです。
そして、ビタミンB1の利用効率を高めるアリシン ( にんにくやねぎなどに多く含まれる ) と合わせて摂ると、さらに効果的です。
温かいものを食べて身体の中と外から血行不良を解消し、お元気で新年をお迎えになりますように … 。
この症状に期待できる栄養素とそれを多く含む食材
ビタミンE | キングサーモン、うなぎ、さんま、かぼちゃ、アーモンド、植物油 | ★★★★☆ |
ビタミンB1 | 豚肉、うなぎ、大豆及び大豆製品、ほうれんそう、そば、玄米 | ★★★★★ |
アリシン | にんにく、ねぎ、玉ねぎ、にら | ★★★★★ |