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バランスよく食事をするためのコツ(2013年2月号)

成人期を迎えると、幼児期、学齢期、思春期を通じて蓄積してきた食生活スタイルが良くも悪くも確立されます。
バランスの良い食事で健康的な毎日を送る人ばかりではなく実際には多くの人が、食生活の乱れなどで生活習慣病の可能性が高くなっています。
ちょっとしたコツで、バランスのよい食事を心がけてみませんか。

外食が多い人へ

コツ.1  食べたいものだけ、テイクアウトしていませんか?

忙しかったり作りたくない時、夕食などはテイクアウトに頼りがち。
好きなものや揚げ物、マヨネーズの多いサラダばかりではなく、煮物やおひたしなどと組合せてバランスを考えましょう。

コツ.2 外食が単品メニューになっていませんか?

外食なら定食がおすすめ。
丼もの、パスタ、チャーハンなどの単品メニューは
満足感は得られてもビタミンやミネラル不足。野菜などをプラスしましょう。

日頃から、バランスの良い食事を心がけている人へ

コツ(1):主食、主菜、副菜を揃えただけで、安心していませんか?

量や組合せは大丈夫?
「おかずは少量なのに、ごはんは何杯も食べる」や「偏った組合せ(ごはん、とんかつ、ポテトサラダなど)」では、栄養バランスがとれません。

油を使った料理が多くありませんか?
揚げ物、炒め物には、油が多く含まれています。
蒸す、あえる、茹でる、煮るなどの調理法も活用しましよう。
また、料理に含まれる見えない油にも注意しましょう。 (肉の脂やバター、生クリームなど)

塩分や糖分をとり過ぎていませんか?
うす味でもおいしく食べられるように、香味野菜や酸味を上手に使いましょう。だしをきかせ、砂糖やしょうゆなどを控えた味付けにしましょう。

コツ(2):一度の食事内容だけに、こだわっていませんか?

昼食で野菜が不足していたら夕食で野菜をたっぷり食べる。 つい食べ過ぎてしまった翌日は摂取エネルギーを控えるなど、数回の食事の中で栄養バランスを考えることも大切です。

( 参考資料:日本栄養士会 健康増進のしおり )